蝙蝠と蛞蝓
(サスペリアミステリー 平成13年12月号 別冊) |
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「サスペリアミステリー」が金田一耕助大特集と銘打って、別冊仕立てで発表した金田一コミックの一編。
湯浅順平の小説に登場するデフォルメされた蛞蝓女史が、メソメソしながら金魚鉢の水を替えるあたりは面白い。
ただ、本編の主人公、湯浅順平が威勢の良い若者として描かれているので、近隣の住人をモノメニヤ的に観察して、小説に書いてはうっぷんを晴らすような性格には見えないのが惜しい。
また金田一耕助がラストの決めゼリフを言ったあと、勝ちほこったようにニカッと笑うのは、いかがなものか。
他に「金田一耕助20-2面相」(文・山田誠二
/ イラスト・狭間晶)を収録。あのさあ、もー○代目金田一とかいうの、やめない?(笑) |
嘆きながらもモノメニヤ的に金魚鉢を据える蛞蝓女史 |
壁のくっきりとした陰影、湯飲みから立ちのぼる湯気など、児嶋氏のタッチがよくわかるカットである。
ちなみに木魚庵は、氏が「ふぁん○〜ど」の投稿者時代からのファン。 |
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なお、本作は「波瀾万丈の女たち増刊 まんがこのミステリーが面白い! 」2010年2月号(ぶんか社)に再録された。 |
貸しボート十三号
(サスペリアミステリー 平成14年4月号) |
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