銀山温泉・白銀の滝(山形県尾花沢市銀山温泉) |
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温泉旅館の女将と鶴太郎氏
サンダル履きの金田一さんだ |
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山奥の温泉街のどん詰まり、川沿いの細い遊歩道をたどっていくと、ちょっと不似合いなほど堂々とした瀑布に行きあたります。
かつての銀鉱山より流れ出ている、白銀の滝の全景です。
片岡鶴太郎「八つ墓村」で、田治見久弥(菅田俊)の他殺体が発見された現場として登場。
写真では見づらいのですが、滝の上流に欄干が赤く塗られた橋があり、この橋と流れを分断している大岩の形状がテレビ画面でもはっきり確認できます。
(2001/09/22 木魚庵撮影)
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滝の上部。二つに割れた流れの左側に久弥の死体が!
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旧笹川家住宅(新潟県西蒲原郡味方<あじかた>村) |
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土曜ワイド劇場「夜歩く女」では新潟県鬼首村の古神家、片岡鶴太郎「八つ墓村」では八つ墓村の田治見家として登場。
天正年間というから、織田信長の時代の建築物。江戸時代の大庄屋・笹川家が住まいしていた。国指定重要文化財。
(2006/08/15 木魚庵撮影)
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土曜ワイド劇場「夜歩く女」より ロケ場面のスチール
(金田一耕助博物館所蔵)
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帝国ホテル中央玄関(愛知県犬山市明治村内) |
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「不死蝶」の最終章、信州射水から帰った金田一耕助は、鮎川マリより再三にわたって招きを受け、帝国ホテルに彼女を訪ねます。
できることなら金田一耕助はこの訪問を回避したかったのだ。しかし、マリからの再三の要請をむげに退けることはできなかったし、それに、そのためにはるばる故国を訪れた彼女の心中を察すると、このまま頬冠りでとおすわけにもいくまいと、とうとう意を決して彼女を訪問したのである。
「先生、お話しくださるでしょうねえ。事件の真相を……」
おいでなすったな!
(「不死蝶」より)
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明治村に移築されているのは、ホテルの玄関の部分だけですが、内部には喫茶室も設けられており、当時をしのぶよすがとしては、十分です。
(喫茶室は冬期休業)
古谷一行劇場「不死蝶」でも帝国ホテルの場は映像化され、古谷一行の金田一耕助が、ホテルに入っていくシーンが、ここで撮影されました。
なお、余談ながら「金田一耕助の新たな挑戦」(角川文庫)収録の「髑髏指南」(服部まゆみ著)は、昭和12年の帝国ホテル1階ロビーにて、金田一耕助が謎めいた小箱を押しつけられる場面から始まります。
(2001/7/21 木魚庵撮影)
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聖ザビエル天主堂(愛知県犬山市明治村内) |
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明治村でもひときわ威容を誇っている教会ですが、昭和47年に移築される以前は、京都に建っていたものです。
特徴のあるステンドグラスと、両脇の十字形の小窓に注目下さい。
同じようなステンドグラスと小窓は、建物の両側面にもあります。
毎日放送「横溝正史シリーズII」のエンディング、「あざみの如く棘あれば」のイントロが流れているときに映るステンドグラスは、この天主堂の側面であると、木魚庵は推測します。
せっかく明治村まで出向きながら、肝心の側面の写真を写してこなかったのは、一生の不覚ではありますが(笑)
(2001/7/21 木魚庵撮影)
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